ジャズミュージックが流れ、落ち着いた大人の雰囲気が漂うバー"AVANTI"、
バーテンダーのスタン・マーロウさんとバール巡りの初心者、奥原あかりさんが
お話しています

奥原「・・・あ、カウンターの一番端で話し込まれているのは、
俳優の桐谷健太さんと、高校時代の同級生でスタイリストの岡井雄介さんですよ」
マーロウ「桐谷さんて、テレビドラマ『Rookies』や『Jin~仁~』などでおなじみの個性派俳優ですね。
どうやら同級生同士、ウィスキーグラス片手に盛り上がっているようですよ・・・」
・・・・・・・
桐谷「じゃあ、はい、乾杯」
岡井「はい、乾杯」
桐谷「はーーー・・・」
岡井「うまいっ」
桐谷「クリスマスイブですよ

」
岡井「そうやなぁ・・・」
桐谷「俺、イブでー、一番覚えてんのがー、10年ぐらい前にー」
岡井「んふふっっ(笑)うん、」
桐谷「岡井雄介、お前が大阪から東京に遊びに来て、俺んちに泊まってたんやな」
岡井「うんうん、憶えてるよ(笑)」
桐谷「その日に(笑)お前なんか買いもんかどっか・・・」
岡井「そーそー、せっかく東京にきたから買い物しようかなって」
桐谷「渋谷で買いもんしてー、いきなり俺に電話あって、
ちょお、あかん、周りカップルだらけやわぁーって(笑)はよ、お前ンち帰るわーて(笑)」
岡井「(笑)」
桐谷「で、俺も一人でめっちゃ寂しかったから、
おお、お前はよ帰ってこいや!って(笑)」
岡井「(笑)あんときは二人で過ごしたんか、友達呼んで過ごしたんかは・・・」
桐谷「なんやろな、あれ憶えてへんねん、あの電話はすごい憶えてる」
岡井「俺もや。俺も、無理やー思たもん(笑)」
桐谷「そうですよ・・・ま、でも俺らも、もうオトナですよ」←しみじみ
岡井「そやな、でもお前なんかウィスキーの賞もらってたやろ」
桐&岡「ウイスキーラバーズ!!」↑ お二人、ほぼ口を揃えて言ってて可愛いぃ~


桐谷「めっちゃ嬉しかったね、でも」
岡井「最近、味も分かって飲み出したっていうかさ、昔はちょっと・・・」
桐谷「そやな俺、粘るため、みたいなとこあったから(笑)
いまは無き『ロカ(?)』というバーがね、青山やって。俺はそこでバイトもしたりしたんやけど」
岡井「うんうん」
桐谷「二十代前半は客で行ったときに、金が無いからストレートで頼んで、
二時間ぐらい粘って、チビっチビっと舐めるように(笑)」
桐谷「舐めるとはこーいうことやと!」 ←(笑)
岡井「(笑)」
桐谷「なにゆーとんねん!みたいな感じで(笑)」
岡井「そっからもう、だって飲めるように、やろ」
桐谷「一人でバー行ったりもするし、っていうようになれたってこともすごい嬉しいし」
岡井「うんうん」
桐谷「で、今年の初め、お前と酒飲んでさあ、語ったときに」
岡井「うん」
桐谷「とりあえず今年は、ちょっと目標決めようぜっつって」
岡井「うんうん」
桐谷「雑誌の表紙をな、絶対やろう!言うて。二個決まりましたね!」
はいー!おめでとうございます!!!


岡井「昔からしたら考えられへんで!」
桐谷「考えられへん!」
岡井「二誌、しかもファッション誌の表紙を二誌飾れるっていうのは、
『RUDO』っていう雑誌と『Gainer』ね、」
桐谷「雑誌の表紙やで!? コンビニいったらおんねんで!? 」健ちゃんのこーいう感覚、好きだなあ

オカイさんも「んふふふっ!(笑)」って笑ってますw
桐谷「自分のその雑誌、一番前にして帰ったりしてな!」はいっ!もちろん私もやりました!


本屋で一番奥の棚にあったので、通りの近い方に移動したしー
立ち寄ったコンビ二で『RUDO』が後ろに置いてあったら前に移動させてたしー
って、それ健ちゃんもやっとったんかいっ!!!

・・・・そんなあなたが大好きさ

岡井「それ大事やで!(笑)」
桐谷「そーいうとこだけは昔と変わらんで!(笑)」
岡井「もーお前は50歳になってもやってる(笑)」
桐谷「もー絶対やる!俺はそれを世直しと呼んでる(笑)」岡井「世直し(笑)雑誌を一番前にな、」
そうそう、と二人でめっちゃウケてます(笑)
桐谷「それも一緒に出来たし、まあまあ、お前とさ、この間ウイスキーラバーズのね、
賞のときに、スーツがドルチェ&ガッバーナ

いいとこですよー」
岡井「そやな、もう超一流やし」
桐谷「超一流で、なかなか借りれない・・・」
岡井「うん、貸してくださいって言ってもね」
桐谷「ところやったのに、貸してくれたやんか」
岡井「うん」
桐谷「それはー、俺とな、お前で友達の結婚式に・・・」
岡井「そうそう、スーツ買いに行ってな」
桐谷「そうそう、どんなスーツがあるやろ~みたいな感じで、三年ぐらい前か」
岡井「そやな、三年ぐらい前か」
桐谷「いろっんなとこ回ったよな」
岡井「や、もう伊勢丹も回ったし、表参道も回って」
桐谷「いろんなとこの服を着まくって」
岡井「そうそう」
桐谷「それでドルチェ&ガッバーナ、最後に行ったんか」
岡井「そうそう、もう伊勢丹とか、グッチ着て、プラダ着て・・・」
桐谷「あのー、そない金もなかったから(笑)買える予定もなかってんけど
とりあえず着て雰囲気だけでも見てみようって、で、ドルチェ&ガッバーナを着たときに、
うわっ、これええなぁ~みたいな、でも値札見たら・・・」
桐&岡「う、わぁ~みたいな(笑)」
また二人、声そろえてます

桐谷「これはムリやぁ~(笑)」
岡井「30万位する・・・」
桐谷「
値段はまあええけども(笑)これはちょっと、まだあれやなぁ、ゆーて!
そんときの接客のにいちゃんが・・・」
岡井「にいちゃんが」
桐谷「お兄さんが、すごいね!」
岡井「すごい、いいね!」
桐谷「いいね!仲良う喋ってね、そこはそこで終わって、もっと俺も役者としてあがって、
ちゃんと着れるようになりたい、みたいな話をしてたんやな、ほんなら、岡井が・・・」
岡井「そやねん、お前がこの大人の賞をもらった時に、お前がさ、なんかさ、
なんかいいとこでいこうや、みたいになってた時に、
俺はふと、あの時着てたドルチェ&ガッバーナがすごい似合ってたなと思って」
桐谷「はぁい、うん」
岡井「
じゃ今回、ドルチェ&ガッバーナで賞をもらってもらおうと思って」
桐谷「おお」
岡井「電話したら、もうちょっとオトナの人じゃないと、みたいな(笑)」
桐谷「断られたんや!!
」←思わず吹き出すw
岡井「断られてん(笑)」かかかかか~って健ちゃん、笑ってます。
岡井「あ~・・あかんかぁ~っと思って悔しくて(笑)」
桐谷「悔しいわ、俺も・・・おう」
岡井「で!あるバーに飲みに行ったら、たまたま来た奴が、そのときの接客してくれた兄ちゃんで!
すごい憶えてますよ、って言われて三年前のこと。で、今、僕、本部行ってるから接客じゃなくて」
桐谷「おぉ

」
岡井「これはチャンスやと。で、実はこうこうこういう賞があって桐谷健太に着せたいんやけど、
俺あんまそんなツテないから言ってくれへん?とお願いしたら、その兄ちゃんが電話してくれたら」
桐谷「オッケー出てな!」
岡井「そう!」
桐谷「これがスゴイやんか!単純に貸してくれる~とかじゃなくて、
お前と俺がスーツをいろいろ着てみようって、一日中回って、最後に行ったお店で出会った
接客の男の人と、偶然お前が出会って、しかもお互いが憶えていたっていうね」
岡井「だから、酒場で縁が繋がったってのも、またオモロイよね」
桐谷「ほんまやね、この話、俺はスゴい嬉しかったよね。
こういう借り方ってさ、昔の自分の一生懸命さが背中押してくれてるとこもあるやん」
岡井「三年前のお前がちょっとこう、な(笑)」
桐谷「別にどうでもええわーって、スーツなんでもええわーって感じやったら」
岡井「来年はなんかね、お前は、海外の映画祭に行ってほしい

」
桐谷「そやなー、ちょっとカンヌとか」
岡井「そうそう、釜山でもいいけど、なんかちょっと・・・
海外のそーいうのに行きたい・・・俺が(笑)」
桐谷「お前が行きたいだけやん!!!!」岡井「うん、行きたい(笑)」
桐谷「なんやねん(笑)」
岡井「やっぱね、親友と、
そういうとこに行けるっていうことを、俺は体験したい」オ、オカイさん・・・・・


桐谷「そやなそやな!またほんでその日の晩とかにホテルで、二人で飲みながらとか言ってみたいな!」
岡井「そやな、」
桐谷「きたで!

みたいな」
岡井「来てもうたで、ここまで

、みたいな」
桐谷「それは絶対に叶うと思ってるし、
そういう気持ちだけはいつまでも無くならへんね」岡井「うん」
マーロウ「・・・ここにも、もうひとつのメリークリスマス

」
・・・・・・・
いいなぁ!!!友達って!!!

まずさ、お互いを“お前”と言い合ってんのがステキ(笑)
で、オカイさんがさ、
さらっと「親友」って言ったのも、なんかイイなぁ~って思って・・・
:;。+゚+。キュ━(*´U`*)━ン。+.。゚:;。+
この二人はどうかわからないですけど・・・
親友同士でも、普段は相手のことを「親友」とは言わないと思うんですね。
私にも一応、親友と呼べる友達がいるんですが (ノε`*)ノキャッ(←)
ふとした会話の中で、相手が自分のことを「親友だ」って言ってくれたとき
めっちゃキュンっとするというか(笑)
嬉しくて涙が出てくるような、あったかい気持ちになった経験があって・・・
オカイさんが「親友」って言った時、
健ちゃんが「そやなそやな!」ってちょいテンション上がったように聞こえたのは・・・
妄想かしら(笑)うん、妄想ですね、すみませんwww
・・・ガチ親友同士さんだから、あまりこういったことを言うのは止めておこう(笑)
そして、カンヌ!
桐谷健太さんは絶対に行くでしょう!!!!!!!

いつか必ず、世界中から称賛されるような映画に出て、
評価される日が来る、と信じています。
勝手な夢を言えば、サムライ映画じゃなくて。
現代の日本を舞台にした、良質な、日本映画に出てほしい。
そして、その演技力と存在感で、
世界中を、笑いと涙と感動の渦に巻き込んでくれーーーっっ!!
あれ? 笑いが入るのはおかしいか?(笑)
てか、私もカンヌ行きたいので連れてってくれいっ!

←こら
まあ勝手なことばっかり言ってますがw
いつか実現する日を楽しみに、待ちましょうねっ Σd(・∀<)♪
ということで以上、『Suntory Saturday Waiting Bar "AVANTI"』起こしでしたー!
ここまでお読みいただき、ありがとうございましたー!
